アクティベーター療法及び、心身条件反射療法における本来の適応範囲は人体の潜在能力をうまく活性化することにより、多くの症状に対応できます。
しかしながら、当院では、まず圧倒的に多い筋覚絡系の痛みに重点治療を行っております。
何年か前より時々腰痛はあったが、1ヶ月前より右でん部より下腿への痛みが続き、
歩いたり動いている時はさほどつらくはないと言う。
特に台所での同じ姿勢で20分の立位は特にツライ。
5回の治療で立位同一姿勢の痛みも80%以上の軽減が見られたが、今度は右肩まわりに強い鈍痛が始まった。ニューロンパターンセラピーを加えて診たところ、1ヶ月後の料理教室主催のパーティー計画に強い緊張が見られ、リラックスパターンへの切り替えを3回施し、ほぼ消滅
この方の場合、身体の神経ネットワークのエラーに加え、近い将来の出来事に対し、緊張を越え、少し抵抗感まで生じ、それが脳内でのシステムで身体の軽い血流不足を引き起こしたものと思われます。
自宅にて朝食後、奥さんに対し怒鳴り散らした後、急に動けないほどの腰痛を発症。
初診時では、ひどい前屈の逃避姿勢こそ無かったが、伸展も屈伸もほとんどできない棒のような状態であった。3回の治療で完全に回復。後から聞いてみた事で、ギックリ腰を起す10日位前から睡眠不足と異常に背中が張った感じが続いていたそうです。
強い不安、悲しみ、怒り等は、筋骨絡系への血流不足のみでなく、長期間に渡れば自律神経を介し内臓への影響もあり、早い時点で心身条件反射療法で気づきを得る事も必要です。
1年前より右膝の異音がするような感じから始まり、半年前から階段の降りるときの痛みが強くなった。整形にて数回の痛み止め注射では変化なし。最近では同側の股関節あたりも日常の歩行で何か力が入って抜けない様な感じで、腰痛歴も10年程あると言う。アクティベータベイシックテストにて検査治療。下肢より頚部迄、全身の過剰防衛による緊張が強い。3回目でリラックスした歩行へと変化。8回にて階段の降りる痛みも消失。現在は時々腰痛にて来院。
重い膝痛は女性の方が圧倒的に多いようです。初診時、ロボットの様な力の入った歩行でした。膝の関節自体の問題よりも、大腿の前面の四頭筋と裏側のハムストリングスへの神経伝達のエラーの要素が強かったようです。
数年前より、何か日常と違う行事や、たくさん身体を動かした後に、両膝共に曲げにくいような、腫れぼったい様な動きになってしまうとの事。実際に見てみると、関節内に滑液が溜まっている状態は見られない。膝を屈伸、伸展してもらうとゆっくりと何かをかばうような動きであった。初診の治療後、動きは軽くなったが歩行してもらうとやはり何かをかばう様な感じであった。治療後は軽減、使いすぎで重い感じということを何回か繰り返し、10回程治療でようやく自信がもてた様だ。現在も以前程ではないが、重くなると通院されている。
いわゆる慢性といわれる症状の方では、身体と外部の条件が決まったパターンで反応してしまい、特有の症状を出すということは多いです。
14ヶ月前より肩より上腕への放散する様な痛みで始まり、当院へ来院された時は手首あたりまでも痛みが常時あり、静止している事が困難なほどの激痛と言える様子であった。きっかけは御本人はゴルフだと言われるが、それだけには限定しかねる。初診よりアクティベーター治療で施術したが、うつぶせ状態になる事が困難で、アクティベータベーシックテストも半分のみで終了、通常の治療間隔を少し早めて、4回目よりアクティベータベーシックテストも全部行える様になり、8回目より首の運動も不安なく動かせるようになった。結局12回の治療を要して、ようやく日常生活に支障なく送れる程度に回復し、ゴルフのクラブのスウィングもOK。
年に1人位このタイプの静止が困難な程の激痛の方が来院する。共通に思える点は、猛烈に忙しい人。ストレスまみれの自営の方。40~50歳位の男性。この辺りになにか発症の下地があるようです。
前日、美容院に受けたサービスのマッサージの後、午後より鈍痛が始まり、翌朝には右方向はピクリとも動かせず、左方向もほんのわずかに動くのみで、開口も困難になって来院。うつぶせが可能なので、初診でアクティベーシックテストで治療。1回目の治療でほぼ半分の首の可動域を回復。開口も可能になりました。2回目の治療前の時点で80%近くの可動域に回復していた。できるだけ日常の生活の動きをしてもらい、3回目の治療で全快。
美容室のマッサージで動かなくなって来院する方は結構いらっしゃいます。頚部への強い刺激は逆の強い緊張を生んでしまうかもしれません。2回目の治療後の出来る範囲で日常生活の動きをしてもらう事はキーポイントです。
数日前より手首を外に返せず、両親指も立てない状態だが、あまり痛みはない。
以前より時々通院されていた方なので、信頼感はあり、スムーズに治療が進み、1回目の治療から四肢のアドバンスレベルを行い、80%程度の回復。2回で完全に可動域回復。
信頼感が出来ているケースでは、意外な症状であっても不安なく任せていただける様です。両側同時というケースは珍しいのですが、早い時点で治療が進めば、部品(筋肉・腱)の変性が起こる前に改善は充分に可能です。よくあるのですが、五十肩などで、半年位すぎて、明らかに肩の三角筋に萎縮が見られる場合には、少し治療に時間はかかってしまいます。
立位にて左足踵より足底にかけていたみが続く。整形ではレントゲンフィルム上骨棘は認められ、踵へドーナッツパッドや局所注射をしているが、あまり変化なし。
御本人は仕事を中断するといっているが、そのまま日常通り行ってもらう。5回のアクティベーター治療の後、6回目から心身条件反射療法を加え、計10回の治療で仕事に差し支えることはなくなった。現在は腰痛にて時々来院。大腿の裏のハムストリングスからふくらはぎへかけてのゆるいストレッチを提案。実行している。
この方は販売員歴が長いのですが、最近になって足裏の痛みがはじまった様です。症状としては踵に痛みが出ておりまして、背中、腰、足、後面全体での緊張は強いようです。心身条件反射療法では、職場での人間関係、職場での移動などに緊張パターンが出ておりました。